北海道文化財団フリーペーパー・webマガジン「北のとびら」【インタビュー】特集 第66回岸田國士戯曲賞受賞作・札幌初公演 バナナの花は食べられる
北海道新聞 【インタビュー】コロナ禍を経て感じる演劇の幸せ 岸田賞受賞の山本卓卓さん 9月に札幌公演<デジタル発>
エンゲキ☆アリぺ【インタビュー】範宙遊泳『バナナの花は食べられる』いわき公演直前!山本卓卓インタビュー
NiEW 【劇評】範宙遊泳『バナナの花は食べられる』―未来を変えようともがく外れ者たちの物語
「ローチケ演劇宣言!」 範宙遊泳『バナナの花は食べられる』山本卓卓
「カンフェティ」 第66回岸田國士戯曲賞受賞作が早くも再演 舞台『バナナの花は食べられる』日陰で生きる人々にも光を照らす人情劇
●第66回岸田國士戯曲賞選評(2022年)
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「語られるセリフの持つ演劇性に「もしかしてこれもあり?」と思う[…]この先も自分の演劇を貫いていって欲しい」━岩松了
「死にものぐるいで闘う者が次から次に繰り出す空振りパンチ、みたいな無下にできない切実さがある」━岡田利規
「凄まじく過剰な言葉の洪水は一見取り止めもないが、書き手は、今描いていることが己の内部でどこに定位するのかを、しっかりと認識している。そうでなければこのような、独自性に溢れ、かつ読み手を共感させる、極めて魅力的な「アウトローらの連帯」なんてものを描くことはできない。[…]こんな話を、こんな風に書ける才能はたいしたものだと感じる。そこには、作家として、人間としての覚悟さえ感じとれるのだった。」━ケラリーノ・サンドロヴィッチ
「綱渡りでも見ているような、スリリングな文体と構成に、最後まで引っ張られた。魅力と勢いのある作品だった。兎に角、のっけから台詞というか文章が上手い。いや「絶好調の文体」とでも言えばいいのか。勢いがある。」━野田秀樹
「社会的弱者とされる人たちの、どこにもぶつけることのできないやるせなさみたいなものが戯曲全体に溢れています。お前こそが腐ったバナナなんだよと笑いながら読み始めたのに、最後には泣けてきます。今の社会の状況と重なります。うわべだけでなく社会の真実なのだと思いました。」━矢内原美邦
本作は、2020年春に緊急事態宣言が発令されて公演中止が相次いだ頃、「劇場を剥奪された演劇に、演劇は可能か」という問いから出発しました。
時世にあわせて可能な創作スタイルで映像作品をYouTubeで発表し、劇場公演まで辿り着きました。
今回再演にあわせて、期間限定であらためて公開いたします。
映像作品が劇場上演に向かうまでの時間をお楽しみください。
範宙遊泳 むこう側の演劇 『バナナの花』
作・演出:山本卓卓
出演:埜本幸良 福原冠 井神沙恵 細谷貴宏
編集・ウクレレ:埜本幸良
イラスト:たかくらかずき
制作助手:川口聡
制作:坂本もも
助成:公益財団法人セゾン文化財団
企画製作:範宙遊泳
劇評「バナナの花はどんな味?」佐々木敦
(2021年初演時)
格差を解消しよう、とか、差別をなくそう、とか、多様性を促進しよう、とか、世界じゅうの皆を幸せに、とか、ひとに優しく、とか、それぞれそれだけ取ればまったくもって正しいとしか言いようがないことどもをただ単に声高に述べ立てるだけだったら、そんなのは誰にだってできる。当然のことながら問題は、じゃあどうやってそれらを実現するの? ということなのだし、と同時にすこぶる厄介なのは、実現可能性云々を差し置いてそれらを声高に述べ立てるだけでも、なんとなく世界の正しさに貢献しているような気になってしまうということだ。 かといって、世界やら国家やら社会やらの負の部分にちゃんと目を向けよう、と思った途端に、ひどく辛くなってしまう。真摯な者ほど、誠実な者ほど、繊細な者ほど、やられる、辛さのあまり、反転して露悪趣味に走ってしまう者もいる。たいへん残念なことだが、世界が刻々と悪くなっていっていることは間違いない。だが、その事実を認めることは、辛い。どうしようもなく辛いのだ。むろんスルーすることも、見ないふりをすることも、できるわけではない。だからなんというか、気づいてしまった真面目な人間ほど、余計な(といってもそれは甚だ正当なものなのだが)苦悩や絶望、場合によっては実害や傷を蒙ることになってしまう。困ったことである。 範宙遊泳の山本卓卓は、少なくともある時期から、あるいはそもそもの始めから、毅然として、だが欠片ほどもヒロイックにではなく、世界のネガティヴィティの体現者であり犠牲者であるところの「持たざる者たち」や「外れた者たち」の側に立って演劇を造ってきた。ある時期から、というのは、たとえば『幼女X』(2013)あたりから、ということになる。『その夜と友達』(2017)、『もうはなしたくない』(2018)、『#禁じられたた遊び』(同)、『うまれてないからまだしねない』(2014、2019)といった範宙遊泳の作品群において、山本は一貫して「持たざる者たち」や「外れた者たち」を劇の中心に置き、彼ら彼女らがなぜ「持てず」「外され」てしまうのかについて、リアルから目を背けることなく、だがフィクションや寓話やファンタジーが持つ有効な機能を自在に援用しつつ懸命に思考し、終わりなきデッドエンドから、抜け出す、ことは哀しいがもう不可能なのかもしれないが、それでも敢て身も蓋もない言い方をしてしまうなら、要は「死なずに済むにはどうしたらいいのか」をひたすら探ってきたのだと思う。とはいえ、範宙遊泳の劇では、死んでしまう者たちもたびたび描かれているのだが。 そして、コロナがやってきた。 ありとあらゆることが甚大な、ことによったら致命的なまでの影響を受けた。芸術文化、演劇も例外ではない。ここでは「演劇」と「コロナ」にかかわるさまざまな問題には立ち入らないが、ともかく多くの演劇人、演劇作家が、活動を封じられることになった。山本卓卓もそうだったのだろう。彼は2019年9月から2020年2月まで、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成アーティストとして米国ニューヨークに滞在した。すぐわかるように、つまり彼が帰国してから日本でもコロナ禍が本格的に始まったということだ。予定通りにいかない活動の代替アイデアとして、山本は「むこう側の演劇」としてオンライン動画でオリジナル作品を発表し始める。その中の『バナナの花』という連作が、久々の舞台上演『バナナの花は食べられる』になった。 大作である。たぶん範宙遊泳のこれまでの作品の中でいちばん長い。会場で販売していた戯曲のあとがきで、今回は上演時間の長さを気にしないで書いたと述べていた。いまだコロナが去らぬ(どころかますます状況は混迷を極めている)さなか、これはもちろん「敢て」ということだろう。山本には書きたいことがたくさんあったのだ。そして奇跡的に、というべきかもしれないが、『バナナの花は食べられる』は「自粛」や「要請」の隙間を縫うようにして公演が実施された。それは範宙の、山本の、まぎれもない現時点での到達点であると同時に,コロナへの返答でもあった。 すぐさま断わっておかねばならないが、『バナナの花は食べられる』はいわゆる「コロナ禍の演劇」とは大きく趣きを異にしている。演劇でも真っ向からコロナを取り上げた作品が少しずつ出てきているが、山本がやったのは、それとはちょっと違っている。むしろ「コロナ」を特別視しない、という姿勢さえ感じられる。だが、それでも劇中の時間の流れの中でコロナはやってくる。それはつまり、コロナの到来を決定的な出来事として、すなわちその「以前」と「以後」の時間を暴力的に分割してしまうようなものとしてではなく、いわば一日二十四時間のスピードで淡々と進む、だがどうしようもなく不可逆的な時間の流れのうちに「コロナ」を位置付ける、置き直す、ということだ。この劇の物語は、まず「2018年」から始まり、いったん「2017年」に戻ったあと、時々過去のエピソードを挟みつつ流れていって、「2020年9月30日」のひとつの出来事を経て、最終的には「2021年3月24日」で幕を閉じる。この地球上の(おそらくは)誰ひとりとしてコロナの到来を想像し得ていなかった頃から、世界が一変してしまった2020年を過ぎ越して、他ならぬ『バナナの花は食べられる』が東京の森下スタジオで初演される日の前日まで。時間は容赦なく流れ去っていくのだということ、それでも過去は、記憶として、思い出として存在しているのだということ、この劇の影の主役が「時」であることは疑いない。山本卓卓は、コロナの前から悲劇は存在したし、コロナの後だって完全な悲劇ではない、と言いたいのだと私には思えた。 例によって奇妙なあだ名(?)を名乗り/呼ばれるこの劇の主要登場人物は五人。前科一犯の元ネット詐欺師で、のちに探偵業を営む個人事業主となる「穴蔵の腐ったバナナ」、彼とマッチングアプリで「女性」のフリをして知り合って親友になる「百三一桜」、彼と恋仲になるセックスワーカーの「レナちゃん」、彼女を働かせ貢がせていた、売春やドラッグの仲買人の「クビちゃん(ミツオ)」、「穴蔵の腐ったバナナ」と禁酒会で知り合い、彼が想いを寄せる「アリサさん」。およそ四年の時間経過の中で、この五人の関係性は変化していく。その変化のありようは随所で観客の期待や予想を越えていて、茫然とさせられつつも同時にああやはりこうなるしかないのかと溜息をつかされるクライマックスを経て、思いがけないラストシーンへと物語は突き進んでいく。その仔細までは語れないが、ひとつだけ言えることは、傷つかない者はひとりもいない、ということだ。思えば山本卓卓の劇はいつもそうだったのだが、この劇でも明確に「持たざる者たち」で「外れた者たち」である人物たちは誰も普通の意味では幸福にならない/なれない。なぜなら、世界は刻々と悪くなっていっている、からだ。だがそれでも、救いの切片がないわけではない。希望が絶滅してしまったわけではない。とはいえ一発逆転とはいかないし、ものは考えようだ、などと言いたいのでもない。ある意味では、やっぱり不可能でしかないのかもしれない救済を、この劇はなんとかして描こうとしている。ではその救いは誰が齎すのか、舞台で口にされることはないが、戯曲ではその者は「名もなき者」と書かれている。それは人が死ぬ時が見える「ミツオ」の予知の通りにあっけなく死んでしまった「穴蔵の腐ったバナナ」が転生(?)した姿だ。そしてこの「名もなき者」は、やはり非道な運命により今にも命を落とそうとしている「アリサさん」を救う。自分はもう死んでいるのに。「名もなき者」が「持たざる者たち」と「外れた者たち」の別名であることは言うまでもない。 先走ってしまった。ことによると観客の幾らかにとってはかなり意外、というか唐突に映ったのかもしれないラストはーー作劇的にも、メッセージとしてもーーもちろん重要だが、そこに至るまでの長い長いプロセスのほうがほんとうは大切なのだと思う。バラバラだった、繋がっていても歪な繋がりでしかなかった六人が、不思議な成り行きで互いに関係し、性愛も恋愛も含んでいるが名づけるならば友愛と呼びたい結びつきを蓄えていって、大袈裟な言い方をするならば、世界の酷薄さに立ち向かおうとする、そんな物語。むろん、それは結局のところ負け戦というか不戦敗でしかないのだが、だからといって何もしないのは厭なのだ。繰り返すがこれはしかしヒロイズムではない。むしろとことん絶望し、とことん諦めたその先の果ての向こう側にふと仄見える意志のようなもの。ゆっくりとそれが育ってゆく。あるいは、それが出現した途端に、ああ、まだこんな力が残っていたんだ、ではなくて、ああ、いつのまにかこんな力が宿っていたんだ、と思って自分自身驚いて、だが少し嬉しくなる、そんな感じ。 「バナナの花は食べられるんだぞ!」と「穴蔵の腐ったバナナ」は言う。そうなんだ、そうなのか、と私は思った。でもたぶん食べたことはない、はずだ。バナナの花の味はどんなだろうか。穴蔵の腐ったバナナの花も食べられるのだろうか。食べようと思えば食べられるのだろうか。なんだって食べられる。食べたとしたら、それはどんな味がするのだろうか。腐っていても、それはちゃんとバナナの花の味だろうか? バナナの花の味を私は知らない。それはつまり、食べたバナナの味がそれだということだ。 そしてこれは諦念でも絶望でも、断じてない。 山本卓卓は渾身の傑作を書き上げ、そしてそれは困難な状況と厳しい条件の下、力強く美しい舞台として上演された。そのことをよろこばしく思う。この切実にして尊い試みが正当な評価を受けることを願う。 佐々木敦(ささきあつし) 思考家。音楽レーベルHEADZ主宰。文学ムック「ことばと」(書肆侃侃房)編集長。 30年以上にわたって芸術文化の複数の分野で執筆や言論活動などを行っている。 演劇関係の著書に『小さな演劇の大きさについて』(Pヴァイン)、『即興の解体/懐胎』(青土社)がある。 その他の近著として『これは小説ではない』(新潮社)、『それを小説と呼ぶ』(講談社)、『批評王』(工作舎)、『絶体絶命文芸時評』(書肆侃侃房)、『私は小説である』(幻戯書房)、『この映画を視ているのは誰か?』(作品社)などがある。
作・演出:山本卓卓
出演 :埜本幸良
福原冠
井神沙恵
入手杏奈
植田崇幸
細谷貴宏
[横 浜] 7月28日(金)〜8月6日(日)
[いわき] 8月26日(土)・27日(日)
いわきアリオス 小劇場
[豊 岡] 豊岡演劇祭2023
9月15日(金)〜17日(日)
芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター
[札 幌] 9月22日(金)・23日(土)
札幌文化芸術劇場 hitaru クリエイティブスタジオ
「僕は人を救いたいんだ・・・それって恥ずかしいことかな?」
フィクションで現実を乗り越え生きていこうとする人々の人情劇。
第66回岸田國士戯曲賞受賞作、堂々の再演!
2018年夏。33歳、独身、彼女なし、アルコール中毒、元詐欺師前科一犯の“穴蔵の腐ったバナナ”は、マッチングアプリ・TSUN-TSUN(ツンツン)に友達を募る書き込みをする。
出会い系サクラのバイトをしていた“男”は、釣られているとわかりながら課金してきたバナナに興味を持ち、彼と会ってみることにする。
「人を救いたいんだ・・・」と言うバナナと男はいつしか、僕/俺「ら」になり、探偵の真似事をしながら諸悪の根源を探しはじめる。
優しさは弱さだと言われたとしても、偏見や差別から日陰に追いやられ自分がこの社会の主役ではないと感じさせられたとしても、どこかの誰か、たとえば物語の登場人物が、愚直に優しさを貫きせめて自分の人生の主役であろうとする姿を、僕はみたい。そこにあるのはこの世界の冷たさや薄情に対する抗議であり、挫折への拒否であり、めげることのない愛の受容と放出であろうから。そんな、ファンタジーのトンネルを通らなければみることのできないリアルを、僕はみたい。
山本卓卓
スケジュール
7月28日(金)18:30
7月29日(土)12:30★/18:00
7月30日(日)13:00★
7月31日(月)休演日
8月1日(火)18:30
8月2日(水)13:00★
8月3日(木)18:30
8月4日(金)13:00★
8月5日(土)12:30★/18:00
8月6日(日)13:00★
受付:開演45分前
開場:開演30分前
上演時間約3時間強(途中休憩有)を予定
18:30開演回=3時間5分程度(5分休憩込み)
その他の回=3時間10分程度(10分休憩込み)
18:30回は休憩が短くご不便おかけいたします。
お手洗いはなるべく開演前におすませいただきますようご協力お願いいたします。
★託児(1週間前までに要予約・無料 マザーズ:0120-788-222)
3F託児室にて、各回3名まで、プロスタッフが上演中お預かりします。
会場
KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町281
TEL:045-633-6500
アクセス:
みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口/4番出口(エレベーターあり)より徒歩5分
みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口より徒歩8分 ほか
料金
一般|4.500円
U25*|3,500円
U18*|無料(枚数限定)
障がい者割引*|2,000円
遠方割引(一都六県外よりお越しの方)*|2,500円
当日券|各500円増し
*要証明書提示
*障がい者割引について、介助者1名様も同一料金で承ります。フォームより2枚でお申し込みください。
*遠方割引について、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県以外に在住の方が対象です。
チケット
6月10日(土)10:00 一般発売
<一般・U25|事前入金・チケット発券>
各プレイガイドの前売りは終了いたしました。
8/5(土)のみ、Peatixにて開演2時間前まで販売いたします。
Apple Pay や Pay Pal で支払いOK
チケットレスで楽々入場!
Web(スマートフォン・PC) チケットレス
■演劇最強論-ing
一番安く簡単に買える!
会員登録不要・手数料なし
チケット券面額のみでお求めいただけます
Web(スマートフォン・PC) ローソン ミニストップ
■ローソンチケット
すでに会員の方にオススメ!
Lコード:32468
Web(スマートフォン・PC) ローソン ミニストップ
■チケットぴあ
観に行けなくなった時のリセールが魅力!
Pコード:520247
Web(スマートフォン・PC) セブンイレブン
■チケットかながわ
劇場引き取りでチケット忘れを防止!
Web(スマートフォン・PC) KAAT神奈川芸術劇場窓口
<U18・障がい者割引・遠方割引|当日精算・枚数限定>
*障がい者割引について、介助者1名様も同一料金で承ります。フォームより2枚でお申し込みください。
*遠方割引について、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県以外に在住の方が対象です。
※入場整理番号付き自由席
※整理番号はご予約順に割り振られます。
※開場時、チケットに記載されている整理番号順にご入場いただきます。
各プレイガイド1番から発行しているため、同じ番号の方が複数いらっしゃいますが、同時にお入りいただきます。
※前売りチケットは、クレジット決済またはコンビニ入金、事前発券が必要です。
※ご予約の変更、チケットの再発行はできません。
※開演時間を過ぎますとお席にご案内できない場合がございます。
※未就学児入場不可。
※車椅子でご来場の方はスペース確保のため、事前に劇団にご連絡ください。
※本作には下記のような表現が含まれますので、ご観劇の際にはあらかじめご了承ください。
<・暴力的な表現 ・性的な表現 ・自死を連想させる表現>
ツアー詳細
[いわき]
8月26日(土)18:00
8月27日(日)13:00
〒970-8026 福島県いわき市平字三崎1番地の6
TEL:0246-22-8111
[豊 岡] 豊岡演劇祭2023
9月15日(金)18:00
9月16日(土)18:00
9月17日(日)11:00
芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター
〒668-0044 兵庫県豊岡市山王町7-52
窓口:フェスティバルセンター(豊岡市大手町1-29)
TEL:0796-34-9525
受付時間:電話・窓口ともに、会期前 12:00-18:00(定休日:8/9,10,16,17,23,24,30,31,9/6,7)/会期中 10:00-18:00(定休なし)
[札 幌]
9月22日(金)18:30
9月23日(土)13:00
〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西1丁目
TEL: 011-242-5800
クレジット
出演:埜本幸良
福原冠
井神沙恵
入手杏奈
植田崇幸
細谷貴宏
作・演出:山本卓卓
音楽:大野希士郎
美術:中村友美
美術助手:澁澤萌
照明:富山貴之
音響:池田野歩
衣裳:臼井梨恵
舞台監督:湯山千景(横浜・いわき)
原口佳子(豊岡・札幌)
演出助手:中村未希
宣伝イラスト:たかくらかずき
デザイン:工藤北斗
当日運営:谷陽歩
制作助手:川口聡 藤井ちより
制作:大蔵麻月
プロデューサー:坂本もも
協力:
プリッシマ モメラス ユーステール 合同会社Conel モモンガ・コンプレックス libido: 白昼夢 合同会社ロロ
森下スタジオ 急な坂スタジオ ローソンチケット チケットぴあ チケットかながわ マザーズ
助成:
公益財団法人セゾン文化財団
芸術文化振興基金(横浜公演)
神奈川県マグカル展開促進補助金(横浜公演)
提携:KAAT 神奈川芸術劇場(横浜公演)
企画制作:合同会社範宙遊泳
主催:
合同会社範宙遊泳(横浜公演)
いわき芸術文化交流館アリオス(いわき公演)
豊岡演劇祭実行委員会(豊岡公演)
公益財団法人北海道文化財団(札幌公演)
札幌文化芸術劇場hitaru(札幌市芸術文化財団)(札幌公演)
お問い合わせ
作・演出
山本卓卓
Suguru Yamamoto
作家・演出家。範宙遊泳代表。1987年山梨県生まれ。
幼少期から吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的素養に、加速度的に倫理観が変貌する現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。
オンラインをも創作の場とする「むこう側の演劇」や、子どもと一緒に楽しめる「シリーズ おとなもこどもも」、青少年や福祉施設に向けたワークショップ事業など、幅広いレパートリーを持つ。
アジア諸国や北米で公演や国際共同制作、戯曲提供なども行い、活動の場を海外にも広げている。
ACC2018グランティアーティストとして、19年9月〜20年2月にニューヨーク留学。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。
公益財団法人セゾン文化財団フェロー。
撮影:雨宮透貴
出演
井神沙恵
Sae Igam
1986年12月24日生まれ。愛媛県出身。早稲田大学第二文学部卒業。
大学卒業後、古書店にて勤務。2012年より俳優として活動開始。
2014年、松村翔子作演出短編作品『色は匂へど、』に出演し、2015年モメラス第一回公演『色は匂へど、』に出演。以降、モメラスメンバーとして公演に参加、現在に至る。
モメラスの他、MU、月蝕歌劇団、ナカゴー、鵺的×elePHANTMoon、フロアトポロジーなど東京の小劇場を中心に活動中。
映像作品では池田千尋監督『ミスターホーム』『東京の日』などに出演。
あきききかく公演『真っ白なグランドを避け下駄箱で 詠むHB31文字』(米内山陽子作演出)に短歌協力。
撮影:伊藤星児
出演
細谷貴宏
Takahiro Hosotani
1987年生まれ。大阪府出身。
DULL-COLORED POP、アマヤドリ、ままごと、ワワフラミンゴ、贅沢貧乏、東京ELECTROCK STAIRS、ミクニヤナイハラプロジェクトなどの作品に出演。
またソロプロジェクト「ばけもの」にて自身の作品を不定期的に制作している。
範宙遊泳には『#禁じられたた遊び』(2018)に続いての参加となる。
出演
埜本幸良
Sachiro Nomoto
俳優。1986年生まれ。岐阜県出身。2010年より範宙遊泳に所属。
身体的な演技に定評があり、観客に強い印象を残している。
舞台の撮影・舞台映像の製作・リトミック・中高生への演劇WSなど幅広く活動。
主な外部出演作に、柳生二千翔『アンダーカレント』(作・演出:柳生二千翔)、
CHAiroiPLIN+三鷹市芸術文化センター 太宰治作品をモチーフにした演劇公演 第14回『ERROR~踊る小説4~』(原作:太宰治 振付・構成・演出:スズキ拓朗)、笛井事務所 『愛の眼鏡は色ガラス』(作:安部公房 演出:山崎洋平(江古田のガールズ)、突劇金魚『漏れて100年』(作・演出;サリingROCK)などがある。
出演
入手杏奈
Anna Irite
ダンサー・振付家。
幼少よりクラシックバレエを学ぶ。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。
在学中よりコンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。
ソロ活動を主軸にダンサーとして近藤良平、岩渕貞太等の作品に出演。
多数の音楽PV(world's end girlfriend、9mm Parabellum Bullet、YUKI、スキマスイッチ等)への振付・出演、音楽家とのコラボレーション等を行う。
近年の演劇公演では『イヌビト~犬人~』(20年、長塚圭史作・演出)、『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』(21年、白井晃演出)に出演。
「第1回ソロダンサフェスティバル2014」最優秀賞受賞。「SICF19 PLAY」住吉智恵賞受賞。
桜美林大学非常勤講師。
撮影:金子愛帆
出演
福原冠
Kan Fukuhar
神奈川県出身。明治大学を卒業後、活動を開始。
2014年より劇団「範宙遊泳」に加入、以降国内外での公演に参加。
2015年より演劇ユニット「さんぴん」を始動、『君の人生の断片は、誰かの人生の本編だ』をキーワードに「人を通して土地を描く」創作もしている。
主な舞台出演に、KAAT『人類史』、KAAT・KUNIO共同製作KUNIO15『グリークス』、東京グローブ座/シーエイティプロデュース『HAMLET -ハムレット-』、篠田千明『ZOO』、木ノ下歌舞伎『黒塚』、FUKAIPRODUCE羽衣『よるべナイター』、ヌトミック『ネバーマインド』。
TVCM スタッフサービス「意識高い系編」、NHK Eテレムジカ・ ピッコリーナ「奇跡の二人」「空気のように」テレビ東京ゴッドタン「マジ芝居選手権」「ストイック暗記王」など。
所属事務所はプリッシマ。
撮影:朝岡英輔
出演
植田崇幸
Takayuki Ueda
俳優、ダンサー。
1990年兵庫県姫路市出身。桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。
在学中は演劇に明け暮れ、卒業と同時にコンテンポラリーダンス作品にも出演し、現在は俳優としてもダンサーとしても活動している。
また、自身で監督、撮影、編集を行いミュージックビデオを制作している。
俳優として夏木マリ、小野寺修二、今井朋彦、谷賢一、山本卓卓、市原佐都子の演出作品に、ダンサーとして近藤良平、広崎うらん、小㞍健太、北尾亘、鈴木竜、エラ・ホチルドの振付作品に出演。
CoRich優秀俳優賞受賞(2010)受賞。