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熊川ふみ

​Fumi Kumakawa

1987年生まれ。千葉県出身。2008年より範宙遊泳に所属。

範宙遊泳の作品のほか、柿喰う客『露出狂』(作・演出|中屋敷法仁/主演)、キャラメルボックスアナザーフェイス『ナツヤスミ語辞典』(作|成井豊 演出|中屋敷法仁/主演)、ナイロン100℃ 39th SESSION『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』(作・演出|ケラリーノ・サンドロヴィッチ)、KUNIO11「ハムレット」(演出|杉原邦生)、OOPARTS『SHIP IN A BOTTLE』(作・演出|鈴井貴之)などに出演。

『露出狂』で佐藤佐吉演劇賞最優秀主演女優賞受賞。

2012年よりA.C.O.Aの鈴木史朗に師事し、多くの地域創作を共にしている。

◯お芝居の内容について、5年ぶりに戯曲を読んでどんな印象を受けましたか?

 

こんなストレートな(この言葉が適切かはわからないですけど)事をやっていたんだ、という驚きが大きかったです。けれども普遍的だなとも感じました。外からの捉え方の角度が5年の歳月で大きく変化したなというのも改めて、刻むように感じました。

 

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

埜本が稽古始まってすぐにインフルエンザにかかったこと。本当に本当に恐かったです。だけど物凄く速く治してくれて笑。 今は超絶ピンピンしてるのでもう本当に良かった。

 

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

あれ?あれ?と違和を肌で感じながらも流されていってしまう。そういう自分にもそうさせる得体の知れない何かにも、お腹の底では憤っていることに自分でも気が付いていない人だと思います。

 

◯2014年から2019年への5年間で、自分にとって一番変化したことは何ですか?

 

生活環境。住む場所やくらしの仕方が変化するとこんなにもものの見方や価値観って変わるんだなって、そんな当たり前のことに今でも日々驚き続けています。

 

 

◯2014年から2019年への5年間で、範宙遊泳にとって一番変化したことは何ですか?

 

大橋一輝、田中美希恵の退団。一番大きな変化。

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埜本幸良

Sachiro Nomoto

1986年生まれ。岐阜県出身。俳優。撮影家。2010年より範宙遊泳に所属。

範宙遊泳の作品のほか、笛井事務所『愛の眼鏡は色ガラス』(演出 | 山崎洋平)、CHAiroiPLIN『ERROR ~踊る小説4~』(演出・振付 | スズキ拓朗)、突劇金魚『漏れて100年』(作・演出 | サリngROCK)などに出演。

◯お芝居の内容について、5年ぶりに戯曲を読んでどんな印象を受けましたか?

 

初演当時、僕が世の中に感じていたのは漠然とした不安とか得体の知れない胡散臭さみたいなものでした。僕の役の台詞に「世の中は理不尽」という言葉があるんですがそういった言葉は当時の薄闇を表しているように思ってました。

5年後の今って僕の印象ですけど、闇って潜んでないですよね。平然と目につく、気がする。だから僕はこの物語の「理不尽さ」をかなり具体的な対象を持って読みました。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

共演者の方との自主練。一緒に考えるのが楽しい。特に山崎皓司さんと台詞合わせしてた時、「今なんかめっちゃ楽しかった」と言ってもらえたのが印象深いです。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか?  

ピュアな男。幸せにしてやりたいなって思ってます。

 

◯2014年から2019年への5年間で、自分にとって一番変化したことは何ですか?

 

貯金しています。

 

 

◯2014年から2019年への5年間で、範宙遊泳にとって一番変化したことは何ですか?

 

メンバーが増えて、減って。今また新しいバランスになってることかな。この作品の初演もそうだけど14年から16年にかけては特に大橋一輝と沢山芝居をしたからなあ。

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福原冠

Kan Fukuhara

1985年生まれ。神奈川県出身。2014年より範宙遊泳に所属。所属事務所はプリッシマ。

範宙遊泳作品のほか、木ノ下歌舞伎『黒塚』、FUKAIPRODUCE羽衣『よるべナイター』冨士山アネット/Manos.『醜い男』、KUNIO『ハムレット 』などに出演。

俳優の4人のユニット「さんぴん」メンバーでもある。

◯お芝居の内容について、5年ぶりに戯曲を読んでどんな印象を受けましたか?

 

初演の時の稽古場のこと、もらったダメ出しなどが思い出されてヒリヒリしつつ読みました。言葉がストレート!というのは最初思いました。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

「二兎じゃだめよ十兎ぐらい追わなきゃ」という銀さんの言葉、しばらく忘れられないと思います。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

何者かになりたい何者でもない者。

 

◯2014年から2019年への5年間で、自分にとって一番変化したことは何ですか?

 

範宙遊泳に入るともさんぴんを始めるとも思ってもみませんでした。

 

◯2014年から2019年への5年間で、範宙遊泳にとって一番変化したことは何ですか?

大橋一輝と田中美希恵がいないっていうことかな。

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稲継美保

Miho Inatsugu

1987年兵庫県生まれ。東京藝術大学在学中より演劇を始める。

舞台を中心にフリーランスで活動中。これまでに、岡崎藝術座、サンプル、チェルフィッチュ、ミクニヤナイハラプロジェクト、バストリオ、オフィスマウンテン、坂田ゆかり、東葛スポーツなどの作品に出演している。

現在、東京藝術大学音楽環境創造科にて、講師として学生と共に演劇作品を創作している。

◯範宙遊泳に参加するまで、どういう印象を持っていましたか?参加してみてその

印象に変化はありましたか?

印象?は特別何かあったわけではありませんが、自分と同世代の人たちなんだなぁと思っていました。参加してみて、範宙のメンバーはもちろん、一緒につくっている人たちと毎日どんどん知り合っていくのが楽しいなという感じです。

 

 

◯お芝居の内容について、戯曲を読んでどんな第一印象を受けましたか?

 

第一印象はもう忘れちゃいましたが、戯曲に書かれている物語を読むというより、身の回りの色々なことを連想しながら、書かれていないことを読んでいた?ような感じですかね。

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

稽古場では毎日驚きが更新されていきます…。一番新しいのは、通し稽古中に野口さんが劇的にお尻をつったことです。お尻をつるのも納得の、ものすごい動きでした。近くで見ていて感動しました。

 

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

妊婦さんですね。妊婦じゃないときもあるけど、でも全体通して妊婦だと思ってやってます。

 

◯2014年から2019年への5年間で、ご自身にとって一番変わったことはなんですか?

 

自分自身のことはよくわからないけど、周りに愉快で興味深い友人がどんどん増えてきたことですね!その人たちと出会ったことで自然と変わったことがたくさんあるような気がします。

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野口卓磨

Takuma Noguchi

2003年から06年まで劇団山の手事情社に所属。退団後は野田秀樹との創作を中心に、会話劇からダンス公演まで、国内外の演出家と幅広く活動を続ける。近年の出演作に、NODA・MAP『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』、贅沢貧乏 『フィクション・シティー』(作・演出 : 山田由梨)、CAT-A-TAC 『Mariage』(振付・演出 : 藤田善宏)、五反田団 『あの人&あの人』(作・演出 : 前田司郎)など。

​範宙遊泳には前作『#禁じられたた遊び』に続き2回目の参加。

◯範宙遊泳に参加するまで、どういう印象を持っていましたか?参加してみてその印象に変化はありましたか?

 

既存の方法論や価値観にとらわれずに、新しい方法をどんどん取り入れる集団だと思っていました。

今もそう思っていますが、そこにはちゃんと様々な事を検証した、これまでの劇団の歴史を感じます。そして、今回も劇団員の皆さんがカッコ良いです。

 

◯お芝居の内容について、戯曲を読んでどんな第一印象を受けましたか?

 

水が沢山描かれていますが、とても渇いた物語だと思いました。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

山本さんが、「もっとその装置と仲良くなれると良いですね」と言った時です。小道具や衣装とも共演者のように触れられてない事を嫌がります。全ての要素が同じくらいの強度で、舞台に乗っている状態が求められているのだと思います。それはとても共感できますし、そうありたいです。まずその事だけ考えています。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

劇中のどの人物よりも、死と隣り合わせで生きてきた人物です。

 

◯2014年から2019年への5年間で、ご自身にとって一番変わったことはなんですか?

 

見た目も中身も、ハッキリと中年になりました。

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松本亮

Ryo Matsumoto

1987年1月8日生まれ。神奈川県出身。

大学在学中にニューヨークに1年間留学をし、HB Studioで芝居に触れる。帰国後、2009年劇団扉座に入団。退団するまでの6年間、劇団員としてほぼ全ての劇団公演に参加。近年の主な出演作品では舞台『俺節』(脚本・演出:福原充則)、ロロ『父母姉僕弟君』(作・演出:三浦直之)、ONEOR8『グレーのこと』(作・演出:田村孝裕)、iaku『逢いにいくの、雨だけど』(作・演出:横山拓也)、テレビ朝日系ドラマ『特捜9』などがある。

◯範宙遊泳に参加するまで、どういう印象を持っていましたか?参加してみてその印象に変化はありましたか?

 

独創的な世界観を持っているオシャレな団体の印象がありました。今回初めて参加してその世界観はとても緻密で丁寧に創り上げられたものなんだなと思っています。

 

◯お芝居の内容について、戯曲を読んでどんな第一印象を受けましたか?

 

とても現実的。読んだ後に、しばらく自分の未来や過去を色々考えました。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

ただただ進むのではなく疑問を持ったらその都度立ち止まってしっかり話し合えたこと。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

とても男性的な思考を持っている人。考えが浅い部分も含めて。

 

◯2014年から2019年への5年間で、ご自身にとって一番変わったことはなんですか?

 

老い。と、覚悟。

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山崎皓司

Koji Yamazaki

1982年静岡県出身。快快/FAIFAIのメインパフォーマー。元プロボクサー。

発想と身体で役を捉え、舞台の根源を取り戻すような力強いパフォーマンスに定評がある。現在、出来るだけお金に頼らない生活を実現する為、畑とわな猟を勉強中。

◯範宙遊泳に参加するまで、どういう印象を持っていましたか?参加してみてその印象に変化はありましたか?

 

挑戦的で、文字をプロジェクションする団体だと思っていました。

参加してみて、挑戦的っていうか、純粋なんだなって思いました。

 

◯お芝居の内容について、戯曲を読んでどんな第一印象を受けましたか?

 

ラスト意味ありげ。悪口みたいでごめんなさい、戯曲としては解釈できなかったです。僕は役者なので演劇として成立させられたらって思います。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

卓卓くんが、人が死ぬシーンをやった後にダメージを受けていて、リフレッシュする為にみんなでバレーボールをやったことです。演劇に対する考え方の違いなのか、僕は全くダメージを受けなかったので、こんなにも違うものなのか! と思いました。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

真っ当な人。真っ当な人が浮いてしまう時代だと思います。

 

◯2014年から2019年への5年間で、ご自身にとって一番変わったことはなんですか?

 

この2014年に初演を観た時の自分の状況はすごく覚えていて、事務所にお世話になりだして、役者で食べていきたいって決意して、まあその頑張りが歯を白くするとかつまらないことだったんですが、2019年の今は役者で食べようって気が無くなったのですごく健全で気が楽です。

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山田由梨

Yuri Yamada

1992年1月1日生まれ。贅沢貧乏主宰。

2012年、劇団「贅沢貧乏」旗揚げ。

第62回岸田國士戯曲賞最終候補作品(『フィクション・シティー』)にノミネートされる。

2018年9月には『みんなよるがこわい』中国版(作・演出)として、中国ツアーを敢行した。次回作に「わかろうとはおもっているけど」の上演を控える。(2019年2月)

また、エッセイの寄稿や、自身も女優として映画・ドラマ・CMなどへの出演等、活動の場を多岐に広げている。

◯範宙遊泳に参加するまで、どういう印象を持っていましたか?参加してみてその印象に変化はありましたか?

 

今生きてる社会への向き合い方や、演劇を通してそれと付き合うということに真摯な印象でした。

 

◯お芝居の内容について、戯曲を読んでどんな第一印象を受けましたか?

 

大きなものに翻弄され抗えない人間たちと、それでも生きようとする生命力!みたいなものを感じました。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

ん〜、いっぱいあるけど、とにかく今回面白くて個性豊かな俳優の方々ばかり集まっているなあと思います。みんな演劇に真面目で、すてきです。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

基本的には自己中というか、非常事態に瀕した時自分のことばかり考えてしまうのだけど、、でもみんなそうか〜、とも思います。

 

◯2014年から2019年への5年間で、ご自身にとって一番変わったことはなんですか?

 

この5年は、大学をちょうど卒業してからの5年間だったので、いろんなものに守られていた学生から、社会人になっていた感じがあります。社会のなかでどう生きていくかとか、アーティストとしての社会への関わり方とか、意識的になってきた気がします。

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油井文寧

Ayane Yui

1994年7月29日生まれ。静岡県出身。

桜美林大学芸術文化学郡 演劇専修を卒業。

主な出演作品は、今井OPAP『セチュアンの善人』(演出|今井朋彦)、東京演劇大学連盟vol.4『昔々日本』(作・演出|山本卓卓)、ロロ『BGM』(作・演出|三浦直之)、範宙遊泳『もうはなしたくない』『#禁じられたた遊び』(作・演出|山本卓卓)、田上パル『Q学』(作・演出|田上豊)など。

妹が好き。

◯範宙遊泳に参加するまで、どういう印象を持っていましたか?参加してみてその印象に変化はありましたか?

    

とにかく話すことという印象です。

それは、大学の時に初めて卓卓さんと出会ったときから変わらないです。

 

◯お芝居の内容について、戯曲を読んでどんな第一印象を受けましたか?

   

いくつもの「かもしれない」という状況に立たされて、登場人物はどうするかを選択していくんだけど、大丈夫だよと、あなたがちゃんと選んだ答えなら死んだって生きたって諦めたって諦めなくたって同じ価値があるんだよって、言われてるって勝手に思いました。

 

◯稽古場での印象的な出来事があれば教えてください。

 

銀さんが隣の席なのですが、いっぱい食べ物をくれます。全部美味しいです。

 

◯ずばりどんな人物を演じていますか? 

 

愛されるべき人だと思う

 

 

◯2014年から2019年への5年間で、ご自身にとって一番変わったことはなんですか?

 

同級生から大人の人たちと一緒にいるという環境に変わった。とても居心地がいいです。

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銀粉蝶

Guin-Poon-Chaw

5月13日生まれ 身長161センチ 栃木県出身

1981年、演出家・生田萬と共に劇団「ブリキの自発団」を創立。

2010年、舞台「かたりの椅子」、「ガラスの葉」で第18回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。

舞台、TVドラマ、映画とさまざまな作品に精力的に出演している。

気さくで飾らない人柄からは予想もつかない情感溢れた演技が魅力。

映画『ねことじいちゃん』(監督:岩合光昭)の公開を2月に控えている。

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